きょう午前11時、広島地方気象台は「中国地方が梅雨入りしたとみられる」と発表しました。あまりに去年が早すぎたので、ものすごく遅くなったような気もしますが、平年より8日遅い発表です。きょうの県内は昼前からは広く雨となり、最高気温は20℃前後と気温の上がりは鈍くなりました。
【あすの天気】
梅雨入りが発表されたばかりですが、きょう雨を降らせた前線上の低気圧は東へ離れ、また日本海の低気圧の影響も小さい見込みです。未明から朝までは雨が降る所があるかもしれませんが、午後は天気が回復して晴れ間が広がる所も多そうです。
ただ、日差しが出ると気温が上がります。最高気温は各地で25℃を超えて夏日となりそうです。そして空気の質がこれまでとは異なります。先週までは比較的カラッとした暑さでしたが、あすは湿度が高いため蒸し暑くなります。気温以上にしんどく感じるかもしれません。熱中症には十分ご注意ください。
【10日間予報】
梅雨入りよくあるあるですが、梅雨入りが発表されたからといってずっと雨が降り続くわけではありません。あす午後から金曜頃までは比較的晴れ間が出る時間帯もありそうです。
一方で、来週になると夏の太平洋高気圧の勢力が平年よりも強くなる予想です。そのため梅雨前線が北上して日本列島付近に停滞しやすくなる見込みです。6月下旬はかなりの高温が予想され、高温に関する注意情報が発表されていますが、これはスッキリしない天気が多くても平年に比べて気温がかなり高くなるおそれがあるためです。梅雨の終盤のような気圧配置となり、大雨が降りやすくなる可能性があります。梅雨入りしたばかりですが、来週以降の前線の動向はご注意ください。
