「病気の子どもたちのために」 高校生が2回目のヘアドネ 下野

© 株式会社下野新聞社

提供する髪を手にする桜井さん

 栃木県下野市下古山、宇都宮女子高2年の桜井夢菜(さくらいゆめな)さん(16)は、小児がんや脱毛症などで医療用ウィッグが必要な子どもたちに髪を無償で提供する活動「ヘアドネーション(ヘアドネ)」を続けている。3年半かけて髪を伸ばし、このほど2度目の提供を行った。「自分の髪が少しでも役立てれば。多くの人にヘアドネを知ってもらいたい」と話している。

 有名人が髪を提供して話題になるなど、へアドネは性別や年齢を問わず参加できることから広がりをみせている。髪は31センチ以上ないと提供できず、希望者はヘアドネができる美容院などで申し出る。

 桜井さんは小学5年生の時、テレビや新聞などで頭髪の悩みを持つ子どもたちがいることを知った。「医療用ウィッグを贈る活動に参加したい」との思いから約3年かけて髪を伸ばし、2018年に初めてヘアドネをした。

 「誰かの役に立てたことがうれしい」と、2度目は40センチの髪を提供。大阪市内の団体が選別・加工した後、医療用ウィッグとして子どもたちに贈られる。

 「子どもたちのために3回目も必ずやりたい」と決意する。母親の真木子(まきこ)さん(49)も「小学生の時から思いをずっと変えずにヘアドネを続けている娘を誇りに思う」とエールを送る。

 将来は養護教諭になるのが夢という桜井さん。「人の助けになる仕事がしたい」と熱い思いを語る。