さくらでSAKEフェス初開催 400人が地酒楽しむ

地酒を受け取る参加者

 【さくら】県酒造組合氏家支部が主催する第1回SAKEフェスが12日、氏家のさくらスクエアで開かれた。1時間半ずつの3部制で行われ、計約400人が地酒の試飲を楽しんだ。

 イベントは新型コロナウイルス禍で2年延期後、実現した。市内のせんきんとニッカウヰスキー栃木工場、矢板市の森戸酒造と富川酒造店、塩谷町の松井酒造店と小島酒造店、那須烏山市の島崎酒造、那珂川町の白相酒造の計8蔵が出店。地域の特産品も販売された。

 1人千円で8蔵の試飲が楽しめる(小砂(こいさご)焼のぐいのみ1個付き)とあって、午前11時スタートの第1部から大盛況。追加試飲券を買い求める人も見られた。

 白相淑久(しらそうとしひさ)同氏家支部長は「お酒で交流しながら地域の特産品や会社を知ってもらい、ストレス発散につながれば」と話した。下野市石橋から訪れた高山忠則(たかやまただのり)さん(71)、道子(みちこ)さん(71)夫妻は「普段は県南地域の酒を主に飲んでいる」「初めての酒蔵もあり、一堂に集めて試飲できるのは魅力的」と話していた。

屋根付き屋外で行った試飲

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