「DV防止ながさき」20周年 19日、信田さん招き講演会 オンライン参加も受け付け

 日本におけるドメスティックバイオレンス(DV)やアダルトチルドレン(AC)などのカウンセリングの第一人者、信田さよ子さんの講演会が19日午後2時から、長崎市平野町の長崎原爆資料館ホールで開かれる。今年、設立20周年を迎える同市のNPO法人「DV防止ながさき」(中田慶子理事長)主催。
 信田さんは公認心理師、臨床心理士。講演テーマは「暴力とその周辺~無自覚な加害について」。被害と加害の構造に「権力の行使」の視点を持ち込み、DVや性暴力、パワーハラスメントなどが起きる背景を考える。
 同法人は2002年設立。DV防止の啓発や、被害者の相談支援に取り組んでいる。中田理事長は「私たちの身のまわりには、加害の自覚がない暴力であふれている。これに対峙(たいじ)するためにどうすべきか考える機会にしてほしい」と呼びかけている。
 入場無料。氏名、所属機関、職種、電話番号、電子メールアドレスを記し、ファクス(095.832.8488)か電子メール(dv_greentomato@yahoo.co.jp)で16日までに申し込む。定員150人。オンライン参加(定員120人)も受け付けている。

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