木村文乃主演のドキュメンタリー×ドラマ「ちょこっと京都に住んでみた。」が連ドラで復活

テレビ大阪とテレビ東京では7月6日から、木村文乃が主演を務める連続ドラマ「ちょこっと京都に住んでみた。」(テレビ大阪=水曜深夜0:00、テレビ東京=水曜深夜2:35)がスタートする。

2019年12月にスペシャルドラマとして放送され、ATP上方番組大賞グランプリ、ギャラクシー賞テレビ部門奨励賞を受賞した本作が、連続ドラマとして帰ってくる。主演の木村、前作にも出演した近藤正臣が続投し、さらに新キャストとして古舘寛治、玉置玲央、ゲストに徳永えりの出演が決定。「京町家の大伯父の家に住むことになった女性の目線」で始まるこの物語は、ドラマ仕立ての構成ながら、実際にある京都のお店を訪れ、京都に暮らす人たちと筋書きにない会話を楽しむドキュメンタリーテイストを盛り込んだ新感覚のドラマだ。

東京で再就職も決まり、長期出張で大阪に通うことになったデザイナーの江東佳奈(木村)。ちょっぴり成長した佳奈は、京都の大叔父である大賀茂(近藤)の自転車を使って積極的に京都の街に繰り出す。佳奈は以前、東京で大勢が集うパーティー中にふと寂しさを覚えていた。1人でバイクショップを営む小山一紫(古舘)や、静岡出身のちょっと変わったグラフィックデザイナー・吉田宗忠(玉置)との交流や、近々結婚する友人・三島結(徳永)と話をする中で、「うれしい」という気持ちと「寂しい」という気持ちが交錯する。そして、京都の街で暮らす茂との会話を受け、佳奈は自分の感情を探っていく。

再び佳奈を演じる木村は「こうしてまたご縁をいただけて光栄です。今回は仲間も増えて、新しいお店、楽しい思い出がたくさん増えました! そして何より“叔父さん”との掛け合いが、私にとっても佳奈にとっても、とてもいとおしい時間でした。近藤正臣さんの『けったいな子やな!』が今にも聞こえてきそうです(笑)」とうれしそうに撮影を振り返った。

その近藤は京都出身だが、「僕は京都生まれで、京都で成人してそこまでの思い出はあるんやけど、成人してからもう60年経ってますから。京都はがらっと変わってます。僕も全然知らない京都が出てきて台本を読んでびっくりしました。僕は茂ほどマニアックじゃないんで『この人マニアックすぎひんか?』とほんまに思いました(笑)」と、京都という街の今の姿に新鮮さを感じたようだ。

また、本作の特徴であるドキュメンタリーテイストの部分について、小山役の古舘は「ドキュメンタリーとフィクションの間のような作品で、楽しかった。またやりたいです。遠足のような撮影で、仕事であることを忘れました。あ、もちろん仕事は真剣にやりましたよ(笑)」と報告。

吉田宗忠役の玉置は「特別京都に縁があったわけではないですし、歴史や地理に詳しいわけでもなく、しかも今シリーズからの新キャラクターということで、自分に何ができるのか、ご迷惑をかけるんじゃないかと身構えていましたが、自分が演じさせていただいた吉田くんから勇気をもらって、おかげさまで非常に楽しく撮影ができました」と報告している。

そして、結に扮(ふん)する徳永は「作品の温かさと友人ならではの空気感を大切に演じさせていただきました。撮影時はお天気もよく、木村文乃さんとも久しぶりの共演でしたので、楽しい時間を過ごすことができました」と楽しい撮影となったことを明かした。

さらに、主題歌にはmiwaが歌う「あたりまえに」決定。miwaは「京都の素晴らしさと丁寧な暮らしに魅了されながら曲作りしていきました。“普通”を感じることより、自分が大切にしたい“あたりまえ”の暮らしについて思いを馳せるきっかけになれるように気持ちを込めた楽曲です」と楽曲制作の意図を語っている。

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