神島の2選手全国へ 和歌山県高校総体アーチェリー

 和歌山県高校総体アーチェリー競技が5日、日高川町の南山スポーツ公園陸上競技場であり、女子個人で神島2年の金房文音さん、男子個人で神島3年の平田凌也君が上位に入り、全国高校総体(インターハイ)出場を決めた。

 個人戦は70メートル離れた直径122センチの的に矢を各自144本放ち、1射10点満点で合計点数を競った。金房さんは1001点で3位、平田君は1014点で4位だったが、男女ともに上位に入った県和歌山の選手が団体でインターハイに出場するため、金房さんと平田君が繰り上がりで全国出場の切符を手にした。

 団体戦は、各校個人戦上位3人の合計点数で順位を決めた。神島女子は金房さん、2年の丸山夕葵さん、辻田雫さんが2773点を記録して2位となり、近畿大会に出場する。そのほか、近畿大会には平田君が個人戦で出場する。

 金房さんは「目標としていた点数に届かず悔しい。インターハイに向けて安定した点数を取れるように練習を頑張りたい」、平田君は「ベストを出せず悔しい。インターハイに向けてベストスコアを超えられるよう練習したい。親に感謝し、自分の全てを出し切りたい」と話した。

 近畿大会は7月24、25日に大阪府岸和田市で、インターハイは8月9、10日に香川県丸亀市で開かれる。

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