境内の維持管理費用に 法隆寺 クラウドファンディングに挑戦

© 奈良テレビ放送株式会社

 世界遺産に登録されている斑鳩町の法隆寺は、境内の環境整備などの維持管理費用を募るクラウドファンディングを、15日スタートしました。

 法隆寺は、18万7000平方メートルの境内に国宝、国の重要文化財に指定されている55棟の建物をはじめ、多くの文化財を抱えています。

寺では庭木の剪定などの境内の整備や、文化財の維持管理費用を拝観料でまかなっていましたが、長引くコロナ禍で参拝者がコロナ前と比べ2020年度では約35%、2021年度は半分ほどにまで落ち込み拝観料収入が減少。寺は、境内の整備の費用を半分にしたり、国宝や重要文化財に指定されていない建物や宝物の修理を先送りにするなどして、経費削減を進めてきたということです。

クラウドファンディングは、今後、新型コロナの感染が落ち着き参拝者が増加した場合に備え、境内の整備を進めるための費用を募るのが目的で、2000万円を目標に進めるということです。

法隆寺 古谷正覚 住職
「(2年間は)必死で我慢してきた。コロナの方もだいぶ回復してきたと思います。こういう機会にぜひクラウドファンディングで、大勢の方に来てもらうためにも、境内の整備をできればというような思いです。」

 クラウドファンディングは、15日から7月29日まで行われ、1万円から100万円までの9つのコースがあり返礼品も用意されています。