職場の親睦会費盗んだ疑い、神奈川県職員逮捕「生活費に使った」

鎌倉警察署

 職場の親睦会費を無断で引き出したとして、神奈川県警鎌倉署は15日、窃盗の疑いで、鎌倉市山崎、県藤沢水道営業所職員の男(24)を逮捕した。

 逮捕容疑は、昨年4月30日から今年2月21日まで、計8回にわたり、当時勤務していた県鎌倉水道営業所の親睦会費を管理する口座から現金73万2千円を引き出した、としている。調べに対し「生活費に使った」と供述、容疑を認めているという。

 署によると、3月2日に別の職員が営業所内から通帳やキャッシュカードがなくなっていることに気付き、金融機関に再発行を依頼。同15日、通帳を記帳したところ被害が発覚し、警察に110番通報していた。ATM付近の防犯カメラ映像などから男が浮上した。男は、4月から県藤沢水道営業所配水課の技師として働いている。

 県企業局総務室長は「職員が逮捕されたことは誠に遺憾。逮捕に至った経過や事実を確認した上で厳正に対処する」としている。

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