
交通事故で左半身まひの後遺症がある札幌市の自営業中環さん(49)が6月、車いすで21日かけて四国を一周、総距離約870キロを走破した。中さんは「私の姿を見て障害のある子どもたちがやりたいことに挑戦してくれたらうれしい」と話した。道中、出会った人から応援で受け取ったお金は子どもたちのスポーツ用具購入などのため寄付する。
5月13日、太平洋に面した徳島県海陽町を出発。競技用車いすでなくても楽しめることを伝えたいと通常の車いすを使った。競歩ほどの速さで時計回りに巡った。夜はテントで寝泊まりし各県の海や山などの自然に癒やされながら6月2日、海陽町でゴールした。