「ソフト闇金ピカソ」の5人逮捕 40歳リーダーが貸し出し審査、客によって差があるも超高金利

川越署=川越市大字大仙波

 法定金利を超える金利で金を貸したとして、埼玉県警生活経済課と川越署は15日、出資法違反(高金利)の疑いで東京都立川市羽衣町1丁目、無職の男(40)ら男5人を再逮捕した。

 再逮捕容疑は共謀の上、今年2~5月、県内の男性(58)ら6人に、法定の1日当たり0.3%を超える割合の利息で金銭を貸し付ける契約をした疑い。同課は共犯事件のため5人の認否を明らかにしていない。

 同課によると、5人はヤミ金融グループで、「ソフト闇金ピカソ」というウェブサイトで客を募っていた。40歳男がリーダー的存在で、貸し出しの審査などをしていたという。押収品の捜査などから犯行を特定した。

 1回当たり客1人に1万~3万円を貸し、金利は6.7~20%と客により差があったという。グループは県内男性ら6人から計約20万円の利息を受け取っていたとみられている。同課は余罪を含め詳しく調べる。

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