参院選前に県警が取締本部設置 2049人態勢で違反警戒

選挙違反取締本部の看板を掲げる渡辺刑事部長(右)ら

 参院選(22日公示、7月10日投票)を前に、岡山県警は16日、捜査2課に選挙違反取締本部(本部長・檜垣重臣県警本部長)を設置した。県内22署の取り締まり班と合わせて総勢2049人態勢で選挙運動違反や妨害などに目を光らせる。

 渡辺浩児刑事部長と田代友弘捜査2課長が同課出入り口に取締本部の看板を掲示した。田代課長は「公正な選挙実現のため、厳正に違反を取り締まる」と話した。

 同課によると、14日現在、規格外看板の設置など8件に対して違反警告をしている。前回参院選(2019年)は13件の違反警告を行い、期日前投票を済ませていたのに、投票日当日に再び投票しようとした公選法違反(詐偽投票)の疑いで女1人を書類送検した。

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