ブルージェイズがサヨナラ勝利 オリオールズ・ラッチマンは初HR

【オリオールズ6-7ブルージェイズ】@ロジャース・センター

ブルージェイズは3本のホームランなどで6点を奪い試合を優位に進めたが、オリオールズもホームラン攻勢で同点。そのまま試合はタイブレークにもつれたが、延長10回裏にブラジミール・ゲレーロJr.がタイムリー二塁打を放ち、7対6でブルージェイズがサヨナラ勝ちを決めた。ブルージェイズ先発のホセ・ベリオスは7回3失点、8奪三振の好投。5番手で登板したアダム・シンバーがタイブレークの10回表をゼロに抑える投球で、リリーフながら7勝目をマークしている。

1回裏にアレハンドロ・カークのタイムリー二塁打で先制したブルージェイズは3回裏にもテオスカー・ヘルナンデスの4号2ランとマット・チャップマンの9号2ランが飛び出し5点をリード。4回表にはアドリー・ラッチマンにメジャー初ホームランを献上したが、5回表にゲレーロJr.の16号ソロで再びリードを広げる。オリオールズも7回にライアン・マウントキャッスルが11号ソロを放ち3点差に迫ると、8回表には1点を返しなおも二死2塁の場面でマウントキャッスルが2打席連発となる同点2ランを放つなど意地を見せたが、最後はブルージェイズがゲレーロJr.のこの試合4安打目となるサヨナラタイムリーで振り切った。

敗れたオリオールズはラッチマンのメジャー初ホームランが光った。2019年ドラフト全体1位で指名され、マイナーでも好成績を残し続けた期待の捕手もメジャー昇格後はOPS5割台と苦しんでいたが、直前の5試合では18打数5安打、OPS.794と徐々に適応していた中での一発となった。今後も多くのプロスペクトの昇格が予想されるオリオールズだが、その中でもラッチマンには攻守の要としてチームの中心を担う役割が期待されている。

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