ゴルゴ松本さん、埼玉の母校・花園小学校に登場 命の大切さ語る「仕返しではなく、恩返しを繰り返して」

後輩の前で講演するゴルゴ松本さん=深谷市立花園小学校

 埼玉県深谷市立花園小学校(強瀬哲朗校長、児童数726人)が開校150年を迎え、記念式典が行われた。同校卒業生でタレントのゴルゴ松本さんが講演し、「切磋琢磨(せっさたくま)して自分を磨き、世の中に笑顔を広げられる大人になってほしい」と呼びかけた。

 同校は1873年(明治6年)に母体となる学校が開校した。記念式典は同校とPTA、ふかや市商工会青年部の共催で行った。

 ゴルゴ松本さんは「命の授業」と題して講演。命の大切さや夢や希望を持って大人になることを説いた。「仕返しを繰り返すのではなく、恩返しを繰り返せる大人になってほしい」と語りかけると、体育館にいた児童は元気良く「はい」と返事した。

 さらに「自分が好きだと思えることをやり続けてほしい」と求め、「それが未来の仕事になり、困難、災難を乗り越えると感謝の言葉ありがとうにたどり着く」と話した。

 6年生の後藤礼樹(らき)さんは「みんなに希望を与えられる大人になりたい。友達も大切にしたい」、川合蓮羽(れう)さんは「諦めないで生きてという言葉が心に残ってます」と話していた。

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