綾瀬はるか、ひねって伸ばす 体の構造から理論的に水泳を説明 「はい、泳げません」本編映像

劇場公開中の、長谷川博己と綾瀬はるかが映画初共演する「はい、泳げません」から、長谷川博己演じる泳げない哲学者・小鳥遊雄司(たかなしゆうじ)が、綾瀬はるか演じる水泳コーチの薄原静香から、水泳について理論的に説明を受けるシーンの本編映像が公開された。

プールサイドで、静香コーチが小鳥遊に、自らが持っているヘルパー(浮力の足しにする補助用具)を、足を動かさずに手で取ることを促す。力いっぱいに片手を伸ばす小鳥遊だが、なかなかヘルパーに手が届かない。だが静香コーチから、逆の手で取るようにアドバイスされると、今度はすんなりとヘルパーに手が届く。

「男性は筋肉があるので、力任せに手を伸ばしますが、体をひねって、外腹斜筋を伸ばした方が、効率的なんです」と、体の構造から理論的に説明する静香コーチに、小鳥遊のほか主婦たちも一同納得。静香コーチは、「水泳では、ひねって伸ばす!これが大事なんです」と、自ら大きく腕を上げて実際の動きを見せる。静香コーチの話を聞いた小鳥遊と主婦たちは、「ひねって伸ばす、ひねって伸ばす」と口々に唱えながら、ひたすら腕をあげてフォームを確認する。

本作で、のびのびとした美しい泳ぎを見せる綾瀬。クロールだけではなく、平泳ぎ、背泳ぎ、バタフライを、撮影後のプールでトレーニングしていたという。

「はい、泳げません」は、ノンフィクション作家・髙橋秀実の同名エッセーを映画化した作品。泳げない男と泳ぐことしかできない女による、希望と再生の物語が描かれる。長谷川博己が、水に顔をつけられないほどのカナヅチなのに、頭でっかちな言い訳ばかりするカタブツな哲学者・小鳥遊雄司役で主演を務め、綾瀬はるかが主人公に水泳教室への入会を強引に勧めたコーチ・薄原静香を演じる。映画「舟を編む」で第37回日本アカデミー賞最優秀脚本賞を受賞した渡辺謙作が監督・脚本を務め、物語に大胆なアレンジを加えている。

【作品情報】
はい、泳げません
公開中
配給:東京テアトル、リトルモア
©2022「はい、泳げません」製作委員会

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