義足のボクサーが激しいトレーニング フィリピンでプロを目指した男の実話「義足のボクサー」本編映像

劇場公開中の、義足のボクサーの実話を基にした映画「義足のボクサー GENSAN PUNCH」から、元世界チャンプであるコーチのルディ(ロニー・ラザロ)の厳しい指導を受け、尚生(尚玄)が激しいボクシングのトレーニングをするシーンの、本編映像が解禁された。

「集中を切らすな。あと1分だ。集中だぞ。集中を保て」とルディが叫びかける先で、真剣なまなざしの尚生がパンチングボールを打ち続ける。さらにはサンドバッグにパンチを打ち込む尚生が捉えられ、「打ち続けろ!打て!」「スピードだ。スピード、速く」「すべての力で打て。全力だ!」と呼びかけるルディの声もどんどん大きくなっていく。コーチの声に応えるように、尚生はスピードを落とすことなく、パンチを打ち込み続ける。

10キロ以上も減量してストイックなボクサー体形を作り上げた尚玄と、3台のカメラを同時に回してリアルな映像を追求したブリランテ・メンドーサ監督が作り上げた、迫力のボクシングやトレーニングシーンの一端を見ることができる。

「義足のボクサー GENSAN PUNCH」は、義足のために日本ではプロボクシングのライセンスが取得できない男が、フィリピンに渡りプロボクサーを目指した実話を基に、夢をあきらめない若者を描いた作品。監督を務めたのは、「ローサは密告された」や、第62回カンヌ国際映画祭監督賞を受賞した「キナタイ -マニラ・アンダーグラウンド-」など、不条理な社会でもがきながら懸命に生きる人々を撮り続けてきたフィリピンのブリランテ・メンドーサ。沖縄出身で国際的俳優として活躍する尚玄が主演を務める。尚玄はプロデューサーに名を連ね、ストイックなボクサー体形を作り上げた。

【作品情報】
義足のボクサー GENSAN PUNCH
上映中
©2022「義足のボクサー GENSAN PUNCH」製作委員会

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