準備着々「赤テント」鉄柱が登場 木下サーカス 岡山公演26日開幕

木下大サーカス岡山公演の会場に立ち上がった6本の鉄柱=岡山市北区北長瀬表町

 26日に開幕する木下大サーカス岡山公演(山陽新聞社主催)の舞台設営が16日、岡山市北区北長瀬表町の岡山ドーム東隣特設会場で始まり、シンボルの「赤テント」を支える鉄柱が立ち上がった。赤テントは17日午後にお目見えする予定。

 団員や工事関係者ら約100人が作業。テントの支柱となる6本の鉄柱(各長さ18メートル)にワイヤをつなげて地面と垂直になるように立ち上げた。テントも地面に広げて洗浄。12日まで開催していた名古屋公演で付いた汚れを洗剤などでしっかり落とした。

 この日、岡山市中心部の最高気温は29.0度で、団員らは汗をかきながら夕方まで作業。オートバイショーなどに出演する下地和也さん(44)は鉄柱の設置に加わり、「本番に向けて気持ちが高まる。4年前よりさらに熱気あるサーカスにしたい」と話した。

 17日は他の鉄柱(同約5メートル)約120本を組み上げ、中央からなだらかに広がる屋根が印象的な赤テントが完成する。その後、客席や照明の設置を進め、リハーサルを行う。

 岡山公演は9月7日まで。前売り券は大人3千円(当日券3500円)、3歳~高校生2千円(同2500円)など。問い合わせは岡山公演事務局(086―224―0045)。

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