神奈川県内の待機児童、4年連続減の過去最少220人 保育所利用申込みの伸び鈍化

神奈川県庁

 神奈川県は16日、希望しても保育所などに入れない県内の待機児童数が今年4月1日時点で前年同期比86人減の220人だったと発表した。4年連続の減少で、現在の集計方法となった2002年度以降で最少となった。

 保育所などの利用申込者数の増加幅が、新型コロナウイルス禍以前に比べ縮小しており、県は「施設整備などによる受け皿の拡大に加え、感染を懸念して利用を控える傾向にあったことが影響したのではないか」とみている。

 県のまとめによると、保育所などの利用申込者数は前年同期比2410人増の17万7687人。就学前児童数(40万1144人)に対する利用申込率は同2.3ポイント増の44.3%で、過去最高となった。

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