日光市が船村徹記念館の大幅縮小へ 赤字続き、設備更新見送り

入館者の減少が続く船村徹記念館

 【日光】今市の道の駅「日光街道ニコニコ本陣」の中核施設「日本のこころのうたミュージアム・船村徹(ふなむらとおる)記念館」について市は16日、記念館を別の集客拠点施設に衣替えするなど用途変更も視野に入れ、大幅に規模を縮小する方針を明らかにした。2015年の開館以降、入館者は減少、赤字が続いていた。同日開かれた市議会全員協議会で明らかにした。

 同記念館の大型設備は更新に多額の費用がかかるため、現在ある(1)3Dシアター(2)5面マルチシアター(3)動画上映のための機材-の3設備の更新は行わず、来年4月に利用を停止する。

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