「夢を実現させたい」 長崎日本語学院で入学式 佐世保

「コロナ禍の中で思い描いていた夢を実現させたい」と宣誓する新入生代表=佐世保市、長崎日本語学院

 長崎県佐世保市南風崎町の長崎日本語学院(中野はるみ校長)で14日、入学式があり、新型コロナウイルスの影響で2020年度から入国ができなかった外国人学生やウクライナからの避難家族ら計108人が、それぞれの目標への一歩を踏み出した。
 同学院は会社員、学生向けの寮を経営する南風崎MGレヂデンスが、13年に設立。主に1年、1年半、2年間の3コースで日本語能力試験に向けて学習し、大学や専門学校へと進学する。
 入学式の本格的な実施は3年ぶりで、過去最多の入学者数となった。中野校長は「日本文化や日本語を学習することに心から敬意を表します。日本留学という道を力いっぱい進んでください」とあいさつした。
 新入生を代表してネパール出身のアレ・マガル・ラクシミさん(21)、スリランカ出身のアチンタヤ・ニルマールさん(19)が「私たちの胸は希望にあふれている。コロナ禍の中で思い描いていた夢を実現させたい」と宣誓した。


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