海からの夜景堪能 長崎港クルーズ&ディナー 18日から毎週土曜、1組限定

船上から沈みゆく夕日を見詰める体験乗船会の参加者=長崎港

 長崎が誇る海と夜景、食をセットで楽しめるツアー「長崎港ヨットクルーズ&ディナー」が18日から始まる。毎週土曜に1組だけが味わえる特別な時間。主催する長崎サンセットマリーナ(長崎市福田本町)の𠮷井健社長は「観光客も県民の方々も、長崎の海の楽しさ、夜景の素晴らしさを船上から堪能してほしい」と利用を呼びかけている。
 長崎市が本年度から力を入れる夜間観光「長崎市ナイトタイムエコノミー推進事業」の一環。長崎サンセットマリーナと出島ワーフ(同市出島町)のレストランがタッグを組む。
 ツアーは長崎港を50分間周遊するナイトクルーズからスタートする。夕暮れ時に出島ワーフ前をヨット(約11メートル)で出港し、造船クレーンや女神大橋など長崎らしい風景や、沈みゆく夕日などをゆったりと堪能。女神大橋付近を折り返すと、徐々に日が沈み、左手に稲佐山、右手に長崎水辺の森公園などの夜景が目に入ってくる。最後は海面に映し出される出島ワーフの幻想的な光が出迎えてくれる。

最後は海面に揺れる出島ワーフの幻想的な明かりが出迎えてくれる=長崎港

 ヨットを降りた後は、あらかじめ指定したレストランでディナーを楽しみながら、クルーズの余韻に浸ることができる。
 11日に体験乗船会があり、田上富久市長や関係者が、いつもとは違う長崎を体感した。田上市長は「海の上からしか見られない夕日に感動した。最後の出島ワーフの風景を見て、どこの国に来たのかと思った」と感想。「長崎の夜の楽しみは未開拓。いろんな方々に参画してもらい、ナイトタイムエコノミーを盛り上げていきたい」と話した。

 ツアーは18日から来年3月まで毎週土曜日に開催。1日1組(2~6人)限定で、ディナーもセットで大人(中学生以上)1万円、小学生5千円、幼児無料。3日前までに、長崎出島ハーバーのホームページか電話(095.818.2370)で予約する。


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