　週末も気温が高く、東日本や西日本では30℃前後の暑さが続きそうだ。北日本でも気温は平年を上回る予想で、真夏並みの暑さになる所もあるため、熱中症に注意が必要となる。天気は変わりやすく、北日本を中心に雷雨になる所もありそうだ。

北日本でも暑い　熱中症に注意

　最高気温は土日とも全国的に高く、暑くなりそうだ。東日本や西日本では30℃前後まで上がり、北日本でもこの時季としては気温が高くなる見通し。青森では土曜日に27℃予想と真夏並みの暑さとなり、札幌でも日曜日は25℃まで上がって、夏日となりそうだ。この土日は各地で暑くなるため、熱中症に注意が必要となる。

18日(土)の天気

　土曜日は梅雨前線や湿った空気の影響で、沖縄や奄美、九州南部では断続的に雨となりそうだ。特に奄美や九州南部では午前中、非常に激しい雨や雷雨になる所があるため、土砂災害などに注意が必要となる。

　その他は雲が多めながらも晴れ間のでる所が多いが、梅雨前線が北上するため、西日本や東日本の太平洋側では次第に雨雲がかかりやすくなる。

　特に西日本の太平洋側ほど雨が降りやすく、東海や関東でも、午後から夜にかけて雨の降る所がありそうだ。前線の動き次第では、予想よりも雨雲が北へ広がる可能性もあるため、注意が必要となる。

　また、寒気の影響を受ける北海道でも、午後は道北を中心ににわか雨や雷雨がある見込み。

　日曜日も沖縄や奄美あたりでは曇りや雨の梅雨空が続く。一方、その他の西日本や東日本の雨は朝までの所が多く、日中は雲が多めながらも晴れ間がありそうだ。

　ただ、北日本は上空に居座る寒気の影響で不安定な天気となる見込み。特に東北を中心に発雷確率が高く、激しい雨や雷雨になるおそれがあるため、落雷や突風、ひょうなどに注意が必要となる。関東や西日本でも、夕方以降はにわか雨や雷雨の所がありそうだ。

(気象予報士・多胡安那)