紀伊半島大水害を風化させない 天川小中学校で防災授業

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 2011年の紀伊半島大水害で大きな被害を受けた天川村で地元の児童と生徒が防災について学びました。

 天川村坪内の冷水地区では、台風で降り続いた雨の影響で深層崩壊という土砂災害が発生しました。

この防災授業は、土砂災害のメカニズムなどを学ぶことで自らの命は自らで守るという意識を持ってもらおうと、国土交通省と天川村が連携し行ったものです。

参加した児童と生徒は、さまざまな種類の土砂災害について学び、もの凄い勢いで迫る土石流の映像に驚いた様子でした。その後のワークショップでは、自分たちの住む地域ごとにハザードマップと航空写真を見比べながら避難所まで安全に行けるルートを確認しました。

最後に参加者は、冷水地区の災害復旧工事の現場を見学。幅230m、高さ180mというあまりに広い災害現場で、工事の進み具合などの説明を受けました。

参加した生徒は「あらためて土砂災害の恐ろしさを知ることができました」「天川村であんなことが起こると思ったら、怖かったです」「被災して慌ててしまい、避難場所が分からないということがあるので、しっかりと確認しておくことが大事だと思いました」などと話し、防災への意識を高めていました。

国土交通省などでは、紀伊半島大水害の記憶を風化させないために、今後も防災の教育を続けたいとしています。