特殊詐欺 山本投手倣ってゼロに 備前署が啓発ポスター作製

山本投手を起用した特殊詐欺被害防止を訴えるポスター=15日、マックスバリュ備前店

 特殊詐欺の被害を食い止めようと、備前署は、プロ野球オリックスの山本由伸投手=備前市出身=を起用した啓発ポスターを作製。管内(同市、和気町)の金融機関や商業施設など計約180カ所に順次張り、年内いっぱい掲示する。

 球団の協力を得て、力強く投球する山本投手を写し、脇に「特殊詐欺被害0に抑える」と書かれている。A2判で200枚作った。

 15日、マックスバリュ備前店(同市西片上)で、関係者約20人が集まり、店内ATM(現金自動預払機)など3カ所に張った。チラシ入りのグッズも買い物客らに配った。

 同署管内の今年に入ってからの特殊詐欺被害は4件、約1274万円(4月末現在)。昨年同時期に比べ1件、約970万円それぞれ増えている。高野祐司生活安全課長は「打者を抑える山本投手にあやかり、被害も食い止めたい」と話している。

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