新型コロナ 県内初の新系統オミクロン株検出 大分

新型コロナウイルスについて県内では新たに112人が感染したことが分かりました。また、県内で初となる新しい系統のオミクロン株が検出されました。市中感染は確認されていません。

県福祉保健部 藤内修二理事インタビュー
「このBA.5、BA.2.12.1の県内での検出は初めてということになる。」

新たなオミクロン株の感染が分かったのは50代の女性と40代の男性2人、20代の男性の4人です。全員、症状は軽いということです。いずれも海外から入国していて、感染経路は国外とみられています。現時点で2次感染は確認されていません。

県によりますとBA.5の感染力は従来のオミクロン株の1.2倍、BA.2.12.1は1.25倍です。重症化のリスクは分かっていません。

県福祉保健部 藤内修二理事インタビュー
「飛躍的に感染が拡大することはないけど、その恐れがあることから感染対策を今一度確認してもらうことが必要。実験室レベルでは今のオミクロン株と同じ程度のワクチンの効果が期待できるので、3回目がまだの方やまもなく4回目接種を迎えられる方は急いで接種を進めてもらえれば。」

県はこれまでの対策を引き続き行うよう呼びかけています。

また、県が発表した新型コロナウイルスの新たな感染者は112人でした。

年代別でみると10歳未満と10代、その親世代の30代・40代が多くなっています。

市町村別では大分市で41人、別府市で15人です。そのほかの地域は一桁に収まっています。

クラスターは1件で、別府市の高齢者施設で確認されました。

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