佐野市文化会館で17日開催されたアイドルグループ「ももいろクローバーZ」のコンサートに合わせ、県は同日、デジタル技術を活用して地域課題の解決につなげる「とちぎデジタルハブ」の実証実験として、スマートフォン使ったデジタルスタンプラリーを同市内で始めた。訪れたももクロファンに、市内各所を巡ってもらうことが狙い。
「めぐるんさ佐野市」と称したスタンプラリーは、佐野高と同付属中の生徒たちが企画立案した。「来館者が市内を周遊する機会が少ない」という課題の解決策として市に提案し、県の実証実験に採用された。
佐野厄よけ大師や唐澤山神社など7カ所に設けたポイントでQRコードを読み取り、スタンプを集めると、オリジナルフォトフレームがもらえる。参加者の居住地や年代、訪問先といったデータが蓄積される。