【鹿野園】この地名読めますか??奈良にある難読地名

この地名読めますか??

この地名読めますか??

私は奈良県で生まれ奈良で育ちましたが、この仕事を始めて読めない地名に出会うことが多く、驚いています。
みなさんも、普段目にしているので当たり前のように読めている地名でも、他県の方は全く読めない
難読地名が沢山あると思います。

そこで、
「なんて読むん?」「なんでこんな名前なんやろう」、
私が個人的に気になる地名を調べて発信していくこのコーナーを始めることにしました!

「へぇ〜。知らんかった〜」とちょっとした発見を楽しんでみてください。

【鹿野園】答えは「ろくやおん」

奈良市街地の南東側、近鉄奈良駅からは3キロほど離れたのどかな村であるこの地域。

「鹿」「野」「園」、漢字を見てそのまま想像してしまい「鹿がいっぱいいるのかな。」と思う方も多いと思いますが、
実はこの名前の由来は、インドの「サルナート(鹿野園)」からきています。

「サルナート(鹿野園)」は、釈迦が「鹿の多く住むところ」で悟りを開いたとされる仏教の聖地であり、
それにちなんで、奈良時代、日本へ渡来したインド僧「菩提僊那(婆羅門僧正)」がこの地に『鹿野園』と名付けたそうです。

昔この地にも鹿が沢山いたということでしょうか。。

現在は奈良公園のように鹿がいるわけではなく、

白毫寺町(びゃくこうじちょう)周辺を起点に、弘仁寺・天理・桜井方面へと伸びる有名な「山辺の道」沿いに広がっていて、空気が澄んだとてものどかな田園地帯です。

また、地域の氏神である『八坂神社』もあり、風情ある街並みが広がるこの地はハイキングにおすすめです。

静かな町を散策したい方はぜひ訪れてみては。

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