大谷翔平欠場のエンゼルスがマリナーズに完敗 38年ぶりの珍記録も

【エンゼルス1-8マリナーズ】@T-モバイル・パーク

明日のダブルヘッダーに備えて大谷翔平をスタメンから外したエンゼルスは、マリナーズ先発のロビー・レイの前に7回表二死までノーヒット。またしても打線が沈黙し、マリナーズに1対8で完敗した。ノーヒッター達成を予感させる快投を見せたレイは8回途中3安打1失点で6勝目(6敗)をマーク。エンゼルス先発のマイケル・ロレンゼンは拙守にも足を引っ張られ、5回7安打7失点で4敗目(6勝)を喫した。

エンゼルス先発のロレンゼンは1回裏にエウヘニオ・スアレスにタイムリー、2回裏にカル・ローリーに8号ソロ、3回裏にフリオ・ロドリゲスにタイムリーを浴び、3イニング連続失点。4回裏にはJ・P・クロフォードに押し出し四球を与え、タイ・フランスに3点タイムリー二塁打を浴び、合計7失点となった。その後、マリナーズは6回裏にテイラー・トラメルのタイムリーで1点を追加。エンゼルスは8回表にアンドリュー・ベラスケスのタイムリー二塁打で1点を返すのが精一杯だった。

前日に先発した大谷は明日のダブルヘッダーに備えてベンチスタート。最後まで出番がなく、今季3度目の欠場となった。なお、スタッツ社によると、エンゼルスはメジャー38年ぶりとなる珍記録を達成。同じ月の試合で7回以降に相手チームのノーヒッターを3度阻止したチームは1984年4月のアストロズ以来だったという。決して快記録ではなく、貧打に苦しむ現状を象徴するような記録となった。

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