幻想的な沿線風景 箱根あじさい電車 夜間ライトアップ開始 強羅公園では3年ぶりあじさい展も

あじさい電車のライトアップ=箱根町湯本

 箱根登山鉄道の沿線に咲き誇るアジサイを照らす「夜間ライトアップ」が、18日から始まった。青や紫色に色づくアジサイ約1万株の、鮮やかで幻想的な様子が車窓から楽しめる。

 「箱根あじさい電車」は、箱根湯本─強羅間(乗車約40分)で標高差が400メートル以上あるため、アジサイの開花時期をずらして観賞できる。同鉄道によると、箱根湯本駅は今月下旬、早雲山駅は7月中下旬に見頃を迎える。

 ライトアップは午後6時半~同10時で同月3日まで。問い合わせは同鉄道電話0465(32)6823。

 また同電車の終着点で、同鉄道が運営する箱根強羅公園(箱根町強羅)では、3年ぶりのあじさい展を今月26日まで開催中だ。日本原種で小ぶりなヤマアジサイや、西洋アジサイなど約50種を鉢植えで展示している。横浜市鶴見区から訪れた男性(52)は「華やかで、さまざまな種類を見比べられた」と喜んでいた。

 同園は午前9時~午後5時(最終入園同4時半)で、入園料大人550円。問い合わせは同園電話0460(82)2825。

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