テイラー・スイフト、長編映画の監督を熱望 MVの編集に関わり意識高まる

歌手テイラー・スイフト(32)は、長編映画の脚本と監督に挑んでみたいのだという。自身で監督した13分の短編映画『オール・トゥ・ウェル:ザ・ショート・フィルム』を発表したテイラー。女優のセイディー・シンクと俳優のディラン・オブライエンが出演する同作は、10分の曲『オール・トゥ・ウェル』のプロモーションビデオとなっており、今後さらに映画製作者としてのキャリアを前進させたいのそうだ。

テイラーは、ニューヨークで開催されたトライベッカ映画祭で同作が上映された際に、こう話していた。

「長編映画の脚本を書いて監督出来たら最高だわ」「スケールに関しては、そんなに大きくはならないと思う。信頼のおける比較的少ない人数のクルー達と団結して親密に映像を作る事が大好きよ」

また自身のミュージックビデオに口を出していた時代から、2019年の『ザ・マン』で監督をするに至る過程を振り返り、映画監督のマイク・ミルズ(63)に、こう語っている。「いつだって興味があったの。いつも映像を見て学んで、出来うる限りを取り込もうとしてきたわ」「いくつかのビデオで編集に参加して修正し始めたの」「最初は編集に口をはさみだした事から始まり、ミュージックビデオの本を書くようになったの。それがほぼ10年ぐらい前だった」

そして『ザ・マン』の脚本を書いた後、女性監督の起用を試みたが、知っている人は皆都合がつかなかったので、当時自身のドキュメンタリー映画『ミス・アメリカーナ』のメガホンをとっていたララ・ウィルソンにアドバイスを仰いだところ、自分で監督を務めることになったという。「ミュージックビデオの監督を一度し始めたら、やらない手はないってなったの」

しかしながら、自身の監督としての能力に疑いもあったそうで、「私はインポスター症候群を持っていたと思う。頭の中で『違う。これは(監督になる)学校に行った人がやる事で私のすることではない』ってね」と説明。そこでマイク監督も、映画監督になるための学校には行ってないと告げると、テイラーは「知ってよかった。それを知ったら気が楽になったわ」「本能を信じる事って素敵な行為だと思わない?とてもたくさんの決断を下さないといけなくて『知らない』とか『わからない』という選択はほとんどの場合ないのよ」と話していた。

(BANG Media International/よろず~ニュース)

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