尾道市の70代女性 マダニ原因の感染症で今年初の死亡例 広島 

尾道市の70代の女性がマダニ類に咬まれたことが原因とみられる日本紅斑熱で死亡しました。

県内では今年初めての死亡例ということです。

県によると尾道市の70代の女性は今月9日に発症し、15日に医療機関に入院しましたが死亡したということです。

県が検査したところ、マダニ類に咬まれたことで感染する日本紅斑熱に感染していたことが分かったということです。

女性には左胸にマダニとみられるさし口がありました。

この感染症は病原体を持ったマダニ類に咬まれると2日から8日の潜伏期間ののち発症。

高熱が出た後に米粒から小豆ほどの紅斑が出ますが、かゆみや痛みはないのが特徴だということです。

県はマダニ対策として屋外で作業するときは長袖などで肌を覆うよう呼びかけています。

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