猟銃使った有害鳥獣駆除を自粛へ 猟友会が京都府全域で、綾部の死亡事故受け

 京都府綾部市の山中で11日、有害鳥獣の駆除中に男性が撃たれて死亡した事故を受け、府猟友会は猟銃を使った駆除を府内全域で当面自粛すると決めた。自粛は福知山市で2人が死亡した2010年以来。

 同会は再発防止に向けて近く、府内32支部の意見を聞いて今後の安全対策をまとめる。わなにかかった鳥獣を処分する「止め刺し」は認める。

 事務局の担当者は「安全な捕獲の徹底をお願いしていたが大変残念だ。今後どのように再発防止できるか、早急に対応策を協議する」としている。

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