コロナ禍・災害… おおごとなんよ! 夏場に向け日本酒を応援

コロナ禍での需要減…。さらに夏場に向けて消費が落ち込む日本酒を盛り上げようと、広島県庁で初めて販売会が行われました。こだわりの酒を醸す杜氏に夏酒のおススメを聞きました。

広島県 湯崎英彦知事
― 知事、(日本酒を)飲まれるんですか?
「日本酒? 何を言っているんですか」

RCC

― ワインばかり飲んでいる?
「日本酒しか飲まない」

RCC

湯崎知事も訪れた日本酒の販売会。県庁で初めて行われ、県内39の蔵から集められた自慢の日本酒が並びました。

RCC

「おおごとなんよ! 広島のお酒と酒米」という今回の販売会を企画したのは、入庁してわずか3か月の若手職員です。

RCC

広島県 観光課 日野佑亮さん
「日本酒の現状が厳しい状況である。何とかしたいという思いで企画を発案しました。こんなにも多くの人が集まってくれるとは思っていなかったので、うれしいです」

RCC

コロナ禍で飲食店での日本酒の消費は激減…。加えて、去年夏の大雨で酒米を育てる田んぼや蔵元が被災…。県内の日本酒業界は厳しい状況に置かれています。

RCC

広島県酒造組合 梅田修治会長
「コロナ禍前と比べて、(消費量は)まだ2~3割減のまま。小さな一歩だと思いますが、みなさんが広島県の酒を飲もうということになるのが一番ありがたい」

RCC

日本酒は、夏場に向けて消費が落ち込むといわれますが、冷酒がおいしいシーズンでもあります。

RCC

呉市仁方でこだわりの酒を醸すと人気の宝剣酒造の杜氏でもある土井社長におススメの夏酒を聞くと…。

RCC

宝剣酒造 土井鉄也社長(杜氏)
「味わいを出しつつもきれいに造っています。こうじづくりをしっかりとして、サラッと飲みやすい、やわらかいお酒になっています」

RCC

旬をむかえた小イワシや白身魚の料理にピッタリだということです。

湯崎英彦知事
「売り上げはどうでしたか?」

広島県酒造組合 梅田修治会長
「もうないものも。あれだけ並ばれると、もっとたくさん持ってきたほうがよかった」

RCC

1時間の販売会は、用意された234本が完売する盛況ぶりでした。

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