カップヌードルミュージアム名誉館長に野口聡一さん 宇宙で初めてラーメン食べた縁

カップヌードルミュージアムの名誉館長に就任した宇宙飛行士の野口聡一さん(日清食品HD提供)

 日清食品ホールディングス(HD、東京都)は20日、宇宙飛行士の野口聡一さん(57)が7日付でカップヌードルミュージアム(正式名称=安藤百福発明記念館、横浜市中区)名誉館長に就任したと発表した。野口さんが宇宙で初めてラーメンを食べたのが縁。日清食品創業者の故・安藤百福氏が生前抱いていた「子どもたちに発明や発見の大切さを伝えたい」との思いに野口さんが共感し、実現した。

 3度の宇宙飛行を経験した野口さんは宇宙航空研究開発機構(JAXA)を先頃退職したばかりで、かねて「次世代を担う子どもたちに夢を与える仕事がしたい」との思いがあったという。

 野口さんは「私が生まれた街、横浜にあるカップヌードルミュージアムの名誉館長に就任させていただくことになり、とても光栄です。発明や発見、食の大切さ、そして夢に向かって自分で考える姿勢を子どもたちと一緒に学べる場にしていきたい」とコメント。今後は子ども向けセミナーなどを実施する予定だ。

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