参院選22日公示 岡山は4人表明 広島10人、香川は8人

 第26回参院選は22日公示される。岡山選挙区(改選数1)は自民現職で再選を目指す小野田紀美氏(39)、共産新人の住寄聡美氏(39)、諸派新人の高野由里子氏(46)、無所属新人の黒田晋氏(58)=立民、国民推薦=の4人が出馬を表明。県内の衆参選挙区を独占する自民が議席を守るか、野党が奪うかが焦点となる。

 与野党が勢力を結集してぶつかった2019年の前回から構図は一変。これまで自民候補を支援してきた公明が小野田氏の推薦を見送る一方、黒田氏に相乗りする立民、国民両党と、住寄氏を立てる共産との競合も避けられなかった。

 広島選挙区(改選数2)は過去最多の10人が立候補を予定。04年以降の改選では自民と旧民主系が議席を分け合っており、自民現職の宮沢洋一氏(72)=公明推薦=と、野党系無所属現職の引退を受けて立つ無所属新人の三上絵里氏(52)=立民、国民、社民推薦=を軸とした争いが見込まれる。

 維新は森川央氏(46)、共産は中村孝江氏(36)、N党は渡辺敏光氏(38)と猪飼規之氏(48)の各新人を擁立。いずれも新人で諸派の野村昌央氏(39)と浅井千晴氏(45)、無所属の玉田憲勲氏(64)と産原稔文氏(54)が絡む。

 香川選挙区(改選数1)は野党の候補者調整が不調に終わり、各党が独自候補を次々に擁立。過去最多の8人の争いとなりそう。

 再選を目指す自民現職の磯崎仁彦氏(64)に対し、立民の茂木邦夫氏(35)、維新の町川順子氏(63)、共産の石田真優氏(40)、国民の三谷祥子氏(55)、N党の池田順一氏(41)、諸派の鹿島日出喜氏(78)、小林直美氏(48)の新人7人が挑む。

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