書道家さおりさんからエール 佐野の母校でパフォーマンス

書道パフォーマンスを披露するさおりさん

 佐野市戸室町のあその学園義務教育学校で20日、市出身の書道家のさおりさん(37)が書道パフォーマンスを行った。

 さおりさんは同校の前身である田沼西中の卒業生。この日は同校が目指す学校像としている「みんなが学び、みんなで育つ、みんなの居場所」というスローガンを基に、180センチ四方の書道用紙に「学」「育」「居」の3文字を書いた。児童生徒は、さおりさんが力強く文字を書く様子に見入っていた。

 同校7年山本優梨菜(やまもとゆりな)さん(12)は「とても迫力があって、さおりさんの気持ちがこもっていた」と話した。

 パフォーマンスの後は、遠藤食品(佐野市下彦間町)の遠藤栄(えんどうさかえ)会長と太陽警備保障(宇都宮市鶴田町)の高山実(たかやまみのる)社長とともに、同校の谷直人(たになおと)校長の進行で「夢」をテーマにしたパネルディスカッションも行われた。

 さおりさんは「この出会いを忘れずに、これからも夢を諦めないで自信を持ってほしい」と子どもたちに向けてエールを送った。

書道パフォーマンスを披露したさおりさん

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