【DeNA・1998年世代】京山、「令和の怪物」との投げ合い糧に理想追求 「感じたのは試合つくる能力の高さ」

理想の投球を追い求める横浜DeNA・京山=4日、横浜(花輪 久写す)

 ベイスターズが日本一に立った24年前に生まれたプレーヤー、いわゆる「1998年世代」が、再び輝かしい未来をつくるべく日々研さんを積んでいる。彼らにチームや野球への思いを語ってもらう企画「1998 Generation」。京山将弥投手(23)は、完全試合を成したロッテ・佐々木朗との投げ合いも学びに変え、理想の投球を追い求めている。

 今季初登板の西武戦(5月29日)まで、長く感じました。春季キャンプ直前に新型コロナウイルスに感染。療養が明けてからは一から体をつくり直すことになってしまい、時間がかかりました。

 2戦目の楽天戦まではフォームが安定していなくて正直あまり良い状態ではなかったのですが、6月11日のロッテ戦から調子が上がってきて今の状態は悪くないと思います。

 そのロッテ戦で佐々木朗希投手と投げ合うことができました。すごくいい経験になった一方で、佐々木投手の方が何枚も上手だと思いました。

 特に感じたのは試合をつくる能力の高さです。どんどんストライクを取って、少ない球数でアウトを積み重ねていく投球スタイルはすごく勉強になりました。もちろん勝つつもりで臨みましたし、終わってみるといつも以上にうれしい気持ちが湧いていました。

 交流戦はパ・リーグとの試合だったので、相手にあまり自分のデータがそろっていなかったはずです。セ・リーグの球団はデータを持っているので、そこでどういうピッチングをして抑えるかをここからは試されると思います。もっと安定した投手になって、キャリアハイの成績を目指したいです。

 98年世代とはみんなと仲がいいですが、細川は同期入団なので長く一緒にいます。少し前は悩んでいるようにも見えましたが、最近は調子が良さそうなのでまた1軍に上がるのを楽しみにしています。

 (山本)祐大とは去年の後半はずっとバッテリーを組ませてもらっていましたが、今季はまだ一度もありません。早くまた組みたいと思っています。

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