北海道知床の雄大な自然が生むパワースポットの「深い霧」。羅臼の美しい自然が見せるのは晴だけではなく、幻想的な霧や雨も

「神隠しにあう」とも思える光景に出合う地、北海道の知床は羅臼町。

思わず、「ここはどこ...。」と洩らしてしまいそうです。

羅臼の地に移住してきた身としては、真冬の風雪によるホワイトアウトを経験してあの白さに恐れ慄いたのですが、それは真冬だけのことではありませんでした。

夏になれば、真昼間なのにライトをつけないと心配になるほどの、深い霧。これが羅臼にはあるのです。

冬は雪、夏は霧、そんなことを言うと、まるでイギリスのロンドンのように、いつも雨でどんよりと…天気が悪いのかと思えるかもしれません。

でも、そんなことはないのです!

羅臼の晴れっぷりは、とてつもないです。

ビルに囲まれた町に住んでいた私からすれば、車で走り出した瞬間に「羅臼に住んでよかったー!!綺麗すぎるー!!」と大声で言わずにはいられない。(そんなテンションで運転している移住者は私だけではないはず・・・)

ただ、やはり霧や雨が多いのも羅臼の夏の特徴です。

「知床連山や海の影響で、霧が発生しやすい」なんてことをここで詳しくご説明はしないのですが、こんな風に"まるで神隠し"に会うのは日常茶飯事。

陸続きなのに、羅臼に近づけば近づくほど霧に包まれていく光景とその異世界感は「秘境ってあったんだ」とすらと感じてしまいます。

晴れの日も美しいですが、この時期だけの霧の羅臼も貴重な体験です!

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