物価高騰対策など11議案可決 6月定例岡山県議会が閉会

6月定例岡山県議会で閉会あいさつをする伊原木知事

 6月定例岡山県議会は21日、本会議を再開。ウクライナ危機や円安に伴う原油・物価高騰について、県経済への支援策を盛り込んだ56億7400万円の2022年度一般会計補正予算案など11議案を原案通り可決し、閉会した。

 伊原木隆太知事は閉会あいさつで、原油・物価高騰に関し「企業活動をはじめ、農林水産業や県民生活など幅広い分野に影響が及んでいる。補正予算に基づく施策でしっかり支えていく」と意向を表明。患者数の高止まりが続く新型コロナウイルスへの対応についてはワクチン接種の促進に向け、引き続き体制構築に努めるとした。

 本会議では、JRローカル線の維持に向けた支援の拡充を求める国への要望など委員会発議の意見書案2件を可決。教育委員の再任といった人事案4件に同意した。

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