【新型コロナ】川崎で172人感染 3回接種の90代女性死亡

川崎市役所

 新型コロナウイルス感染症を巡り、川崎市は21日、麻生区の90代女性の死亡と、市内外に住む10歳未満~90代の男女172人の感染が新たに確認されたと発表した。中等症が2人、軽症が143人、無症状が19人、調査中が8人。

 市によると、90代女性は市内の病院に入院し、同室の入院患者の感染が判明したため検査を受け、15日に陽性と診断された。当初は無症状だったが、17日に体調が悪化し、19日に死亡した。女性はワクチンを3回接種していたという。

 感染者の年代別の内訳は、30代が36人、20代が28人、40代が27人、10歳未満が26人、10代が19人、50代が12人、70代が10人、60代が7人、80代が5人、90代が2人。169人の感染経路が不明。陽性患者の接触者は3人で、いずれも家庭内感染。

 また市は、関係者の感染が判明した保育所「天才キッズクラブ楽学館登戸園」(多摩区)を一部休園すると発表した。

© 株式会社神奈川新聞社