マツダスタジアムのマウンドに立つ黒田博樹さん…。「観戦ではなく参戦する勇気を」―。あす22日、選挙戦がスタートする参議院選挙の投票を呼びかけているのです。
広島県庁前には、縦2メートル50センチ、横4メートル50センチの大きな看板も設置されました。
参議院選挙の投票率は、前回の2019年が過去2番目に低い44.67%。10代の投票率は26.11%でした。
広島県選挙管理委員会 末平顕雄事務局長
「やはり黒田さんは、若者を含めて幅広い世代に親しみがある。若年層の投票率向上、ひいては県全体の投票率の向上につなげていきたい」
その参議院選挙で最大の争点となるのが物価の高騰…。ロシアのウクライナ侵攻の影響などで押し寄せる「値上げの波」にどのような対策を打ち出すことができるのか…。国民の目が注がれます。
岸田文雄総理
「生活に直結する食料品価格や穀物価格・エネルギー価格等の物価動向や、その経済に及ぼす影響を注視し、きめ細かく、そして切れ目なく対応してまいります」
政府は、高騰する食料品や電気料金の対策として、地方創生臨時交付金の積み増しや、節電をした家庭や企業を優遇する新たな制度を発表しました。
一方、野党も一時的な消費税の減税など、物価高騰対策を前面に打ち出しています。
酪農家
「もっと上がるとなると、これ以上、牧場をしていていいのかと思う農家さんが増えてくると思います」
収束の見えない物価の高騰は、広島の暮らしにさまざまな影響を与えています。「その選択が明日を決める」―。参議院選挙は、来月10日が投票日です。