新庄村長選 現新2人が出馬表明 小倉氏と高田氏 8月28日投票

(左から)小倉氏、高田氏

 任期満了に伴う岡山県新庄村長選(8月23日告示、同28日投票)に現職の小倉博俊氏(74)と、新人で同村議の高田利治氏(68)が21日、いずれも無所属で立候補する意向を明らかにした。

 両氏とも6月定例村議会の場で表明した。

 小倉氏は一般質問で出馬の意向を問われ、「やり残した政策や課題があり、道半ば。特産品の成長産業化や起業支援、脱炭素社会の実現などに取り組み、次世代に誇れる村を築きたい」と述べた。

 高田氏は自身の一般質問で「無投票というわけにはいかない。立候補する」と表明。取材に対し「村が抱える諸課題の公開、共有が不十分。村民に開かれ、信頼される村政に変える」と話した。

 小倉氏は福岡大卒。衆院議員秘書を経て、1990年の同村長選で初当選し、2006年まで連続4期務めた。14年に返り咲き、現在6期目。

 高田氏は産能短大卒。1976年に同村役場入り。総務企画課長や教育委員会課長などを歴任。2014年の村議補選で初当選し、19年に再選した。

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