ゲレーロJr.とゴールドシュミットがキャリア4度目の週間MVPを受賞

日本時間6月22日、メジャーリーグ機構は2022年レギュラーシーズン第11週の週間MVPを発表し、アメリカン・リーグはブラディミール・ゲレーロJr.(ブルージェイズ)、ナショナル・リーグはポール・ゴールドシュミット(カージナルス)が選出された。ともに4度目の受賞であり、ゲレーロJr.は昨年6月以来、ゴールドシュミットは2019年7月以来。ブルージェイズからの選出は昨年10月のジョージ・スプリンガー以来、カージナルスからの選出は今年4月のノーラン・アレナド以来となった。

現在23歳のゲレーロJr.は7試合に出場して打率.407(27打数11安打)、1二塁打、3本塁打、7打点、出塁率.500、長打率.778、OPS1.278の好成績をマーク。日本時間6月14日のオリオールズ戦で前日に続いて2試合連続となる本塁打を放ち、2試合連発は今季3度目、通算13度目となった。日本時間6月16日のオリオールズ戦では通算3度目の1試合4安打をマークし、うち1本は延長10回裏に放ったサヨナラタイムリー。これはゲレーロJr.にとってキャリア初のサヨナラ打となった。日本時間6月20日のヤンキース戦では今季17号アーチを放ち、17本塁打はチームトップ。なお、6月の8本塁打はバイロン・バクストン(ツインズ)、アンソニー・リゾ(ヤンキース)、マイク・トラウト(エンゼルス)と並んでメジャートップの数字となっている。

現在34歳のゴールドシュミットは7試合に出場して打率.467(30打数14安打)、3二塁打、4本塁打、11打点、出塁率.515、長打率.967、OPS1.482と好調を維持。日本時間6月15日のパイレーツとのダブルヘッダーでは2試合合計で3本塁打、8打点の大活躍を見せ、1日8打点はカージナルスでは1999年4月のフェルナンド・タティス(1イニング2満塁本塁打)以来の快挙となった。また、前日のパイレーツ戦も含めると3試合で9安打、9打点、6得点、5長打、4本塁打の大暴れ。これを2日間で三振せずに記録したのは1925年5月のタイ・カッブ以来97年ぶりのことだった。期間中は7試合すべてでヒットを放ち、うち4試合でマルチ安打を記録。ナ・リーグMVPの有力候補に挙げられるほどの見事な活躍を続けている。

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