厚労省 熱中症予防に「マスク外して」

東京都内は蒸し暑い日が続いています。暑さが本格化する中、苦慮するのが「マスク」です。厚生労働省はこの夏の熱中症対策として、状況に応じてマスクを外すよう呼びかけています。しかし、街では「外しづらい」という声も聞かれます。

東京都心は6月21日も最高気温が30.1℃まで上昇し、2日連続の真夏日となりました。じめじめとした暑さが続く中、心配されるのが熱中症です。銀座の街では日傘など暑さ対策をする人の姿が多く見られましたが、マスクの着用には苦慮しているようです。街の人からは「感染者は増えているし増減するので、若くもないしマスクを外すのはちょっと怖い」(60代女性)、「惰性でマスクをしている。自分が必要なくても周りがマスクをしているので外せない」(80代男性)、「歩く時は基本的に外している。建物の中に入ったら、言われるとめんどくさいから(マスクを着けている)」(60代女性)などといった声も聞かれました。

こうした中、厚生労働省はこの夏の熱中症対策として、状況に応じてマスクを外すよう改めて呼びかけています。後藤厚生労働大臣は21日の会見で「徒歩や自転車での通勤通学、散歩やランニング、ラジオ体操といった運動時にはマスクを外していただくようお願い致します」と述べました。厚生労働省は、近い距離で会話をするような場合を除いて、屋外ではマスクの着用は必要ないと周知しています。

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