参院選沖縄選挙区 立候補者プロフィール 伊波洋一氏

 沖縄戦で激戦地となった宜野湾市嘉数出身。県議2期、宜野湾市長を2期務め、2016年の参院選で初当選した。今後の沖縄をどう描くか問われる復帰50年の参院選に、戦後復興から日本復帰を生きた者として「県民の生活を豊かにして、平和な沖縄を実現したい」と2期目を目指す。

 宜野湾市長時代には沖縄国際大への米軍ヘリ墜落事故が発生した。米軍普天間飛行場の閉鎖と返還、同飛行場の名護市辺野古移設に伴う新基地建設阻止を訴える。

 沖縄戦で母は姉一人以外の家族6人と片目の視力を失った。幼い頃から母の世話をし、地域のゆいまーる(助け合い)に支えられて育ったと感じている。

 病弱な母の世話もあり、県外進学を断念した。大学時代はアルバイトで生活費と学費を稼いだ。その経験から「平和で豊かな沖縄を子どもたちに手渡したい」と強く誓う。

 趣味は読書、映画鑑賞、料理。愛読書は「海からの贈り物」。子どもの頃の夢は物理学者。1952年生まれ。妻・成子さんと息子2人の4人家族。

<選対アピール>伊波陣営
 イハ洋一は新型コロナで傷ついた県経済と県民のくらしを回復させる。物価高騰から市民生活を守り、沖縄の次代を担う子ども政策を充実させ、貧困問題を着実に解消する。辺野古新基地建設を阻止し、先島の自衛隊ミサイル配備を止める。沖縄を二度と戦場にさせない。沖縄県民の命とくらし、誇りと尊厳を守り抜くことができるのは「わったーイハ洋一」だけだ。

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