エンゼルス・大谷翔平が2本塁打8打点の大暴れも勝利には繋がらず

【ロイヤルズ12-11エンゼルス】延長11回タイブレーク@エンゼル・スタジアム

エンゼルスは7対10と3点ビハインドで迎えた9回裏一死1・2塁のチャンスで大谷翔平がこの試合2本目のアーチとなる15号3ランを放って同点。延長タイブレークに持ち込んだが、11回表に2点を勝ち越され、11対12でロイヤルズに敗れた。ロイヤルズ8番手のディラン・コールマンが2勝目(1敗)、9番手のダニエル・メンデンが今季初セーブをマーク。エンゼルス7番手のホセ・キハダに2敗目(0勝)が記録された。

最大5点のビハインドを背負ったエンゼルスは、大谷の14号3ランなどで徐々に点差を詰め、大谷が9回裏に起死回生の15号3ランを放って10対10の同点。ところが、延長タイブレークに突入した11回表にウィット・メリフィールドのタイムリー二塁打とカイル・イズベルのタイムリー内野安打で2点を勝ち越され、11回裏は大谷の犠飛で1点を返すのが精一杯だった。ロイヤルズの有望株ボビー・ウィットJr.は自身初の1試合2本塁打をマークするなど3安打4打点の活躍。エンゼルスは大谷の大活躍を勝利に繋げられず、最終戦を残してロイヤルズ3連戦の負け越しが決まった。

明日先発予定の大谷は「3番・DH」でスタメン出場し、センターへのヒット、ファーストゴロ、センターへの14号2ラン、センターへの犠飛、ライトへの15号3ラン、レフトへの犠飛で4打数3安打8打点の大暴れ。今季の打率は.260、OPSは.820となった。オールスター・ゲームのファン投票ではアメリカン・リーグの指名打者部門でヨーダン・アルバレス(アストロズ)に大差をつけられているが、今日のようなインパクトのある活躍を続けていけば、第2回中間発表までに差が大きく縮まる可能性もありそうだ。

© MLB Advanced Media, LP.