復帰戦に勝利したセレナ、手ごたえを得る「いい感触よ」次戦は青山と!

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「WTA500 イーストボーン」でのセレナ

今年の「ウィンブルドン」(イギリス・ロンドン/6月27日~7月10日/グラスコート)にワイルドカード(主催者推薦枠)で出場すると発表して世間を驚かせた元世界女王のセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)。それに向けて「WTA500 イーストボーン」(イギリス・イーストボーン/6月19日~6月25日/グラスコート)のダブルスでおよそ1年ぶりにコートに戻ると勝利をあげた。WTA(女子プロテニス協会)公式ウェブサイトなど複数のメディアが伝えている。

セレナは昨年の「ウィンブルドン」1回戦でハムストリングを痛めて棄権して以来、ツアーから離脱していた。ワイルドカードを与えられて久々の公式戦出場を果たしたイーストボーン大会では、世界ランキング3位のオンス・ジャバー(チュニジア)と組んでダブルスにのみ出場。1回戦でダブルス世界48位のサラ・ソリベス トルモ(スペイン)と同32位のマリー・ブーズコバ(チェコ)のペアと対戦し、2-6、6-3、[13-11]の逆転勝利を飾っている。

セレナとジャバーは当初なかなかウィナーを決められなかったが、第2セットに入るとセレナがリズムを掴んで5-3とリード。サービング・フォー・ザ・セットとなった第9ゲームで、セレナはパッシングショットを決めてセットポイント、次のポイントをサービスエースでモノにしてセットカウント1-1とする。波に乗るセレナ/ジャバー組は、続く10ポイントのタイブレークで5つのミニブレークを果たして2回戦進出を決めた。

セレナがダブルスでプレーしたのは、カロライン・ウォズニアッキ(デンマーク)と組んで準優勝した2020年「WTA250 オークランド」の決勝以来。ジャバーとはこれまでダブルスを組んだこともなければ対戦したこともなかったが、試合後に「オンスと一緒にプレーするのは本当に楽しいわ。とても楽しめたし、相手ペアも素晴らしかった!第1セットを落とした後、なんとか持ちこたえることができたわ」とコメント。

するとジャバーも「楽しかった」と賛同。「これだけのレジェンドと一緒にプレーするということで、試合前はちょっと緊張していたの。でも彼女は私を引き立ててくれたし、私がミスした時も励まし続けてくれた」と語っている。

前日に行われた二人の練習は、夜にもかかわらず多くの報道陣とファンが押しかけるなど、大きな注目を集めていた。これが357日ぶりの公式戦となったセレナは、93分に及んだ復帰戦でたしかな手ごたえを得たようだ。長期離脱中にテニス選手として続けられるか不安になったかを聞かれて「もちろんよ。否定したら不誠実ということになるでしょうね」と答えながらも、「でも、今の身体の調子はいいわ。ダブルスではコートの半分でだけプレーすればいいというのはあるけど、これまでたくさん練習してきたの。いい感触よ」と続ける。

セレナ/ジャバー組は準々決勝で青山修子(日本/近藤乳業)/チャン・ハオチン(台湾)ペアと対戦する。同大会には、柴原瑛菜(日本/橋本総業ホールディングス)も元ダブルス世界女王のバーボラ・クレイチコバ(チェコ)とペアを組んで第1シードとして出場している。

(WOWOWテニスワールド編集部)

※写真は「WTA500 イーストボーン」でのセレナ
(Photo by Robert Prange/Getty Images)