災害で停電が発生した想定で、復旧に必要な電力会社の機材を海上自衛隊の艦船に搭載する訓練が行われました。
訓練は、海上自衛隊呉地方総監部と中国電力が結んだ「災害時の相互協定」に基づいて実施され、自衛官と中国電力ネットワークから合わせて65人が参加しました。
災害で大規模停電が発生したものの、定期船が使えなくなり陸路も寸断されたという想定です。
参加者たちは、海上自衛隊の掃海艇「なおしま」に、復旧に必要な変圧器や電線などの機材を積み込み、ロープで固定してました。
中国電力ネットワーク広島ネットワークセンター配電広域復旧課 石谷直樹課長「今後も一緒になって検証して災害時に迅速に対応できる訓練をさせて頂こうと思っています」
呉地方総監部 山中祥嗣防災主任「災害に立ち向かっていくということを訓練の中で計画していくことは、非常に有意義なことであったと考えております」
電力会社と海上自衛隊は、今後も連携して合同訓練をすることにしています。