過去最多 10人立候補 広島選挙区 参院選公示 各候補の第一声は

参議院選挙は、22日、公示され、午後5時に受け付けが締め切られました。改選2議席の広島選挙区にはあわせて10人が立候補を届け出ました。選挙戦のスタートです。

広島選挙区には、現職1人と新人9人のあわせて10人が、立候補を届け出ました。(届け出順)

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諸・新 浅井千晴 候補(45)
N党・新 渡辺敏光 候補(38)
維新・新 森川央 候補(46)
自民・現 推薦 公明 宮沢洋一 候補(72)
無・新 産原稔文 候補(54)
無・新 推薦 立民・国民・社民 三上絵里 候補(52)
共産・新 中村孝江 候補(36)
無・新 玉田憲勲 候補(64)
N党・新 猪飼規之 候補(48)
諸・新 野村昌央 候補(39)

広島選挙区では、これまで最も多かった8人を上回る過去最多の立候補者数での選挙戦となります。

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▽ 諸派・参政党の支部長を務める新人・浅井千晴候補は、子どもや若者たちの未来ある日本を政治を通して築いていきたいと訴えます。

「この子たちに安心して暮らせる、この子たちが本当に希望を持てる日本、これをわたしたち大人が、彼らにつないでいく土台をつくらなければいけない」

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▽ NHK党の新人・渡辺敏光候補は、歯科医師です。NHKのスクランブル放送の実現を目指していて、受信料を払う必要はなく、受信料を支払わない人を全力で守ると訴えています。

「NHKの受信料、生活保護の受給者は無料。けれども年金の受給者は支払わないといけない。NHKの受信料を支払う必要なんかない」

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▽ 日本維新の会の新人・森川央候補は、京都市議を務めた経験などを生かし、「広島から核兵器の廃絶を訴えたい」とするほか、「県と市の二重行政の解消を目指したい」としています。

「旧態依然とした政治を改める。そして、役所のトップである政治家のあり方を変えて、税金の使い方を変えるんです。これが維新の改革です。改革とは、みなさんの政治を脅かすものではありません」

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▽ 自民党の現職・宮沢洋一候補は、党の税制調査会会長などのこれまでの実績をアピール。岸田総理の政策実現のためにも自・公の安定勢力が続くことが大事だと訴えています。

「今回の選挙、100年におそらく1度と言っていいくらい難しい困難な時代の中で行われる選挙戦。なんとか新しい資本主義を中心として、日本をもう一度、成長する国、成長する経済に戻していかなければいけない」

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▽ 無所属でマツダの宇品工場に勤める新人の産原稔文候補は、低所得者層への年金支払い制度の改革などを訴えます。

「今後、将来、現在の年金6万円が4万円になるという時代が来るということをお伝えしたい」

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▽ 無所属で元アナウンサーの新人・三上絵里候補は、複数の野党でつくる「結集ひろしま」がバックアップ。仕事と子育て・介護を両立できる環境整備や核兵器禁止条約の批准などを訴えます。

「政治は、生活だと思っています。生活は変えられるんです。みなさまの1人ひとりの声を集めて、代弁者となって、国政へ届けてけてまいります。みなさまの力を結集してがんばってまいります」

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▽ 共産党の新人・中村孝江候補は、「政治とカネ」の問題を訴えるほか、ジェンダー平等や選択的夫婦別姓、原発依存から抜け出すための法整備を進めたいという意欲を示しています。

「政治を根っこから変えて、この日本に暮らす全ての人に優しく、危機に強い経済を作るために全力でがんばります。暮らしと営業を守るために消費税は5パーセントに減税し、インボイスは中止にします」

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▽ 無所属で医師の新人・玉田憲勲候補は、政党選挙の排除を立候補した大きな理由に挙げています。

「1人でも多くの支持政党なし、支持政党なしという有権者に変えること、この選挙を通じて、モットーとしたい」

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▽ NHK党の新人・猪飼規之候補は、開運アドバイザーの仕事をしています。新型コロナ対策でマスクの着用に関する議論の必要性や、子育てのしやすい社会をつくりたいと訴えています。

「みなさんとともに作り上げる政治を目指している。どんどん意見を寄せてほしい。もう、この日本をみんなで変えよう。なので、SNSや意見箱をどんどん設置していこうと思う」

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▽ 諸派・幸福実現党で県本部の副代表を務める新人・野村昌央候補は、減税による経済活性化や国防の重要性などを訴えています。

「自分の国は自分で守るという当たり前の形に戻していきたいと思っております。憲法9条は全面的に変えないといけない」

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物価高への対応策やウクライナ情勢などを受けた防衛費の増額、憲法改正などが主な争点とされる今回の選挙…。18日間の選挙戦が始まりました。

投票は来月10日に行われ、即日開票されます。

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