プジョーの新モデルが新鮮なブランドイメージとともに中国のオートバレーでデビュー

新型プジョー408

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【武漢(中国)2022年6月22日新華社=共同通信JBN】新しいプジョー408が、中国のオートバレー(Auto Valley)としても知られるWuhan Economic & Technological Development Zone(WHDZ、武漢経済・技術開発区)で世界デビューを果たした。驚いたことに、新型408のフロントフェースの中央には、これまでの子ライオンの立ち姿に代わり、新たに盾型のライオンロゴがブランドイメージとして描かれている。

今年はDongfeng Peugeot Citroen Automobile Company LTD(DPCA)の創立30周年記念にあたる。DPCAは過去30年にわたり、WHDZとともに発展を続けてきた。

1991年5月16日、自動車産業の発展という国家的使命を背負い、WHDZは武漢のジュワンコウ(Zhuankou)で正式に着工された。長い間休眠していた広大な土地が目覚め、中国の自動車産業の首都を建設するという夢がスタートした。

30年以上の開発の後、WHDZはプロジェクトから都市へとその姿を変え、自動車の年間生産台数は1000台から100万台へと1000倍近く急増した。これにより、この場所は中国で自動車製造業が最も集中する有数の地域になった。

500平方キロ以下の面積の中に9社の自動車企業、13社の建設中または工事中の自動車工場、米国、英国、日本、ドイツ、フランスなどの世界的に有名な部品サポート企業500社余りが誘致されている。国営自動車企業、新規参入企業、新興勢力が共にWHDZで発展し、この地域を中国で最も競争力のある自動車区・県に押し上げ、WHDZは中国のオートバレーという名声を獲得している。

2002年10月、Dongfeng Companyは北京の人民大会堂でフランスのPSA Peugeot Citroen Croupとの合弁事業契約に署名した。契約の重要な部分として、プジョーが設立されたことで、プジョーブランドが中国市場に復帰した。長年にわたり、多くの家庭はプジョー206、307、408などのモデルを購入し、プジョーは中国における主流の合弁自動車ブランドの1つになった。

とりわけプジョー408は発売から何回ものアップグレードや修正を重ね、12年間の累積販売台数は60万台近くに上り、海外にも約8000台が輸出された。2015年、408の年間販売台数が10万台を突破して脚光を浴び、DPCAとプジョーの花形モデルになった。

自動車市場は常に目まぐるしく変化しており、DPCAとプジョーは競争の中で着実に上昇を続けている。2020年10月、DPCAは「DPCA自動車文化フェスティバル」においてプロジェクトとキャンペーンを立ち上げた。同プロジェクトは、DPCAの中期経営戦略をより地域に根ざした製品、より正確なマーケティング、より信頼性の高いサービス、より効率的な業務運営へとアップグレードするものだ。顧客重視のキャンペーンでは車の購入から使用体験を通し、より質の高いサービスを提供することを目指す。

こうした取り組みは変化をもたらした。2021年、プジョーは再び中国の乗用車市場で競争するための新ブランド戦略によって一新された。プジョーは2021年に5万1000台の車を販売し、前年比74%増を記録した。

DPCAは顧客を中心に考え、イノベーションを推し進める。これはWHDZが中国のオートバレーと世界クラスの自動車産業クラスターの構築に寄与するための確かな一歩でもある。

Dongfeng Citroenは製品の現地化を進めるため、半年前にVersailles C5 Xを発表、瞬時に市場のヒット製品になった。いま、新しい408は明るい未来とともに中国のオートバレーから世界に進出した。

ソース:DPCA

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(画像説明:新型プジョー408)