おもらしした子に「お姉(兄)ちゃんなんだから」はNG。おもらし卒業に近づくGOODな声かけ

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3~6歳児の現役パパママ300人が太鼓判を押した「親のひとこと」ベスト50が一冊に!『子どもがやる気になる!「親のひとこと」言い換え辞典』(三笠書房)から、つい子どもに言いがちな言葉のベストな言い換えを紹介。今日からぜひ使ってみてくださいね。

[>>『子どもがやる気になる!「親のひとこと」言い換え辞典』の
ほかの言い換えフレーズも見る](https://woman.mynavi.jp/kosodate/keyword/4154)

トイレに間に合わず、おもらししちゃった

おもらしは幼い子どもにはつきもの。でも、うまくできなかったという自覚はあるので、子どもは傷ついてしまうものです。さて、どうやって子どもの心をケアしましょうか。

ぬりえが大好きなレイナちゃん。集中した表情でクレヨンをにぎりしめて、好きなキャラクターのぬりえをしています。
突然、おしっこがしたくなったようで、急いでトイレに駆け込んだのですが、もうちょっとというところで、おしっこがもれてしまいました。
ママがトイレのトビラを開けると、床がびしょびしょ。
「もう何してるの! だからいつも我慢しないで、すぐにトイレに行きなさいって言ってるでしょ!」
ママがそう言うと、レイナちゃんは泣いてしまいました。

子どもの「罪悪感」を和らげてあげましょう

「そろそろ」という年齢感覚や、「お姉ちゃんなんだから」という社会として期待される役割は、子どもには理解できません。
納得ができる理由にはならないわけです。
いくら「お姉ちゃんなんだから」という理由を述べることができるような知恵がついてきた年齢でも、その理由自体が自分の中で理解・消化できるものでなければ意味がありません。

「おもらしを卒業する」という言葉は、具体的にどうすればおもらししないで済むのかがわからないので子どもは戸惑います。
ダメ押しに「卒業しなきゃ」という義務の押しつけです。
子どもは誰よりも自由であり、自由でいたい生き物。「しなければならない」という自由欲求を侵害する言い方ではやる気も起きません。
おもらしがよくないことは、何度か経験すればわかります。
ですから、おもらしした本人も罪悪感があるのです。

そこで、おすすめフレーズのように、まず「もう少しだったね」と子どものがんばりを認めてあげることで、罪悪感を薄めることが大切。そのうえで、「今度はおしっこをしたくなったらもう少し早めに行ってみよう」と、今後のために具体的に何をすればいいかを伝えるといいでしょう。
もちろん、できたら思いっきりほめることも忘れずに。

お母さん、お父さんへのアドバイス

トイレが間に合わなかったことは、子ども自身が一番恥ずかしいんだと思います。泣いているのは、子どもなりに落ち込んでいたり、悔しかったりするからこそ。親としては怒りがちですけど、ここは忍耐。

失敗を責め立てるような言葉を伝えるより、今できたこと(1人でトイレに行った、行こうとは思っていた、もう少しでできそうだった)にフォーカスして、子どもの自尊心をそっと支えてあげると効果的。

その子が持っているトイレの時間や感覚をあらかじめ把握しておいて、事前にトイレに誘ってあげるとトイレ習慣ができる。

もっとやる気にさせる応用フレーズ

●(1時間ごとに)そろそろトイレに行こう

●ぬりえが完成する前にトイレに行くようにしようか

(子どもの声かけ検討委員会・著、堀田秀吾・監修『子どもがやる気になる!「親のひとこと」言い換え辞典 』(三笠書房)より一部抜粋/マイナビ子育て編集部)

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書籍『子どもがやる気になる!「親のひとこと」言い換え辞典』について

子どもがやる気になる!「親のひとこと」言い換え辞典

(2022/5/19 時点)

¥ 1,540

3~6歳までの子どものパパ、ママ300人にアンケートを行い、「どのような声かけをすれば、子どもがやる気になるのか」を徹底調査。
現役のパパ&ママが太鼓判を押したベスト50の声かけが掲載されています。

「ありがとうが、言えない」「嫌いな野菜が、食べられない」「できるのに、やりたがらない」……など、誰もが経験する育児シーンで、言いがちな言葉を効果的な言葉に言い換えて、お悩みを解決。親子のコミュニケーションを楽しめるようになります。

言いがち 「早く起きないと、遅れちゃうでしょ!」
おすすめ 「10数えるうちに起きないと、くすぐっちゃうぞ」

言いがち 「静かにしなさい!」
おすすめ 「ママにだけお話聞かせて?」

言いがち 「ほら、眠いんでしょ」
おすすめ 「じゃあ1分、とりあえず目をつぶってみよう?」

などなど、具体的な声がけの例と先輩パパ&ママのアドバイスが満載です。

堀田秀吾先生のプロフィール

明治大学法学部教授。法と言語科学研究所代表。
専門は社会言語学、理論言語学、心理言語学、神経言語学、法言語学、コミュニケーション論。研究においては、特に法というコンテキストにおけるコミュニケーションに関して、言語学、心理学、法学、脳科学など様々な学術分野の知見を融合したアプローチで分析を展開している。執筆活動においては、専門書に加えて、研究活動において得られた知見を活かして、一般書・ビジネス書・語学書を多数刊行している。アイドルのプロデュースから全国放送のワイドショーのレギュラー・コメンテーターなど、研究以外においても多岐に渡る活動を見せている。